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ホーム・アンド・ジャーニー

ふるさとの珠洲(すず)と、そこから出てそこへと帰る旅にまつわるあれこれ。

エッセイ

東北旅ショートエッセイ「1日目:山形」

昨日の夜からむっとした空気が街を覆っていて、なんとなく過ごしにくかった。明日は雨かもしれない、と思ったらやはりそうで、昼過ぎから小さい雨が地面を湿らせはじめた。それはぼくが県中部の村山駅を出て、最上川に北上しているくらいのときだった。 そこ…

思い出はどんな味

東北旅出発前として、昨日「知らないところに向かって」と題した記事を書いたが、実はまだ東北には達していない。石川から向かうとなると、その前に新潟を通らなければならないからだ。 通るというか、ぼくはここでまず1泊した。 新潟は、ぼくが大学生として…

知らないところに向かって 〜東北旅出発前〜

予定を立てるのが好きだ。 この日にはこことここに行く、というような目星はみんなつけるだろうし、行きたいところのだいたいの時間から、電車の乗り降りの細かい時間まで。それを決めて、紙に記録する。以前は時刻表とにらめっこだったが、今ではスマホのア…

インドの3K その2「汚い」

関係ない話から入るが、ぼくはお風呂に入っても基本的に石鹸を使わない。湯船にしっかり浸かって、においそうなところは素手で擦るやり方をしている。そういう人たちがいることは知っていたが、験しに自分もやってみたら、存外の気持ち良さがあった。それで…

インドの3K その1「くさい」

インドは様々な匂いで彩られている。 旅した者は、その時々を思い出すとき、匂いも同時に思い出すだろう。 ふらっと入ったカレー屋の香辛料の匂い。道端のラッシー屋で焚かれているお香の匂い。あるいは路地裏の霊廟で焚かれているお香かもしれない。そして…